今回のタスクと作成するスライドの完成形を確認しよう!

今回は、製品情報を訴求するための「『プロダクトA』の特長」と「『プロダクトA』のメリット」のページを作成します。よく使うアイコンの挿入や図形(グループ化した要素)の整列などの操作がでてくるので、やり方をマスターしましょう!

【今回のタスク】
STEP1:アイコンを挿入する
STEP2:図形(グループ化した要素)を横に整列する
STEP3:図形(グループ化した要素)を縦に整列する

【今回のスライドの完成形】

4ページ目 今回のスライド 4ページ目
5ページ目今回のスライド 5ページ目

STEP1:アイコンを挿入する

まずは4ぺージ目の「『プロダクトA』の特長」を作成します。これまでどおり「ホーム」タブ→「新しいスライド」→「見出し」の順にクリックしてスライドを追加し、「タイトルを入力」のテキストを 「プロダクトA」の特長に書き換えます。

「ホーム」タブ→「新しいスライド」→「見出し」の順にクリックしてスライドを追加し、「タイトルを入力」のテキストを 「プロダクトA」の特長に書き換え

アイコンに対応するコピーと、それぞれの特長の説明文を記載したいので、画像のようにテキストボックスを2つ追加します。上段・下段それぞれに下記のテキストを「テキストのみ保持」でコピペし、上段は「フォントサイズ 18pt、太字(ボールド)、文字色:#FFC000、中央揃え」、下段は「フォントサイズ 18pt、左揃え」に設定しましょう。

【1つ目】
わかりやすいインターフェース
直感的な操作で、初めてのユーザーでも簡単に操作できます。

上段は「フォントサイズ 18pt、太字(ボールド)、文字色:#FFC000、中央揃え」、下段は「フォントサイズ 18pt、左揃え」に設定

特長を補足説明するのに有効なアイコンを挿入します。「挿入」タブ→「図」→「アイコン」の順にクリックして、アイコン(ストック画像)のダイアログを開きます。

「挿入」タブ→「図」→「アイコン」の順にクリック

目的に合ったアイコンを選ぶため、検索欄に「インターフェース 操作」と入力し、検索結果に表示されたアイコンの中から今回のページに使用するアイコンを選び、「挿入」をクリックします。アイコンのサイズは、4つ並べた時に窮屈にならない大きさに設定しましょう。今回は高さ・幅ともに「3.7cm」にします。サイズの変更方法については [PowerPoint活用術 第6回]の「STEP3:図形を挿入する」を確認してください。スライド内にアイコンが挿入されるので、テキストボックスの上に配置し、自動で表示されるガイドの中心線に合わせて位置を調整しましょう。

検索欄に「インターフェース 操作」と入力し、検索結果に表示されたアイコンの中から今回のページに使用するアイコンを選び、「挿入」をクリック

要素を1つにまとめたいので、[PowerPoint活用術 第3回]で解説したグループ化を使ってアイコンと2つのテキストボックスをまとめておきます。

STEP2:図形(グループ化した要素)を横に整列する

STEP1で作成・グループ化した要素を3回コピペして、同じものを4つ準備します。すべての要素が重なってしまっているので、それぞれを画像のようにざっくりと横一列に並べておきましょう。

STEP1で作成・グループ化した要素を3回コピペして、同じものを4つ準備

グループ化した要素を等間隔に整列します。自動表示のガイドに沿って手作業で調整することも可能ですが、PowerPointには便利な整列機能が備わっているので、そちらを使うのがおすすめです。4つのグループ化した要素を選択し、「図形の書式」タブ→「配置」の「▼(プルダウンマーク)」から「上下中央揃え」と「左右に整列」をクリックします。それぞれの要素が等間隔で整列するので、見出しのテキストボックスとの間隔を調整して配置し、見栄えを整えましょう。

「図形の書式」タブ→「配置」の「▼(プルダウンマーク)」から「上下中央揃え」と「左右に整列」をクリック

同じ要素が4つ並んでいるので、最初に設定した要素以外のアイコンとテキストを差し替えます。2つ目の要素のグループ化を一旦解除してアイコンを右クリックし、「グラフィックの変更」→「アイコンから…」の順に進んで、先ほどのアイコンのダイアログを表示します。検索欄に「工具 レンチ」と入力し、画像と同じアイコンにチェックを入れて挿入を押下すると、アイコンを差し替えることができます。それぞれのテキストを下記に差し替えたら、再グループ化しましょう。

【2つ目】
豊富な機能
ニーズに応じたマーケティングを実現できる機能が豊富です。

同じ要素が4つ並んでいるので、最初に設定した要素以外のアイコンとテキストを差し替え

同じ要領で、3つ目と4つ目のアイコン・テキストを下記のとおりに差し替えたら、4ページ目「『プロダクトA』の特長」の完成です。

【3つ目】
アイコンを「インターフェース html」で検索
カスタマイズ性
業種や業界に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。

【4つ目】
アイコンを「アクセシビリティ 翻訳」で検索
多言語対応
8カ国語の言語に対応しているため、海外展開にも有用です。

STEP3:図形(グループ化した要素)を縦に整列する

5ページ目の「『プロダクトA』のメリット」を作成していきます。スライドを追加し、「タイトルを入力」のテキストを「プロダクトA」のメリットに書き換えます。メリットの要素を「その○○」「コピー」「説明文」で構成したいので、テキストボックスを3つ挿入して画像のように配置し、下記のテキストを入力しましょう。

その1(フォントサイズ 24pt、太字)
効率的なMA運用(フォントサイズ 18pt、太字、文字色:#FFC000)
自動ターゲティングやセグメンテーションにより、MA運用の効率化を実現します(フォントサイズ 18pt)

スライドを追加し、「タイトルを入力」のテキストを「プロダクトA」のメリットに書き換え

「その1」を図形を使って装飾していきます。「挿入」タブ→「図」→「図形」の「基本図形」のカテゴリから「平行四辺形」を選択します。

「挿入」タブ→「図」→「図形」の「基本図形」のカテゴリから「平行四辺形」を選択

「その1」のテキストボックスの幅に合わせて(または少し横幅を広くして)縮小して配置します。このままでは「その1」が隠れてしまうので、「図形の書式」タブ→「配置」→「背面へ移動」→「最背面へ移動」を設定して、テキストが読める状態にしましょう。図形の枠線はなし、塗りつぶしの色は#FFE699に設定します。

「図形の書式」タブ→「配置」→「背面へ移動」→「最背面へ移動」を設定

「効率的なMA運用」のテキストをより目立たせるために、線の図形を使ってアンダーラインを設定します。「挿入」タブ→「図」→「図形」から「線」を選択し、やや長めに引いて挿入します。図形の枠線の色を#FFE699に設定してから、「効率的なMA運用」のテキストの下に配置し、5つの要素をグループ化しましょう。「最背面へ移動」の設定は必要ありません。

「挿入」タブ→「図」→「図形」から「線」を選択し、やや長めに引いて挿入

5つの要素をグループ化したもの3回コピペし、同じものを4つ準備してざっくりと縦一列に並べます。今度は縦に要素を整列したいので、「図形の書式」タブ→「配置」の「▼(プルダウンマーク)」から「左右中央揃え」と「上下に整列」をクリックします。STEP2と同じようにそれぞれの要素が等間隔で整列するので、見出しとテキストボックスとの間隔など位置を調整して見栄えを整えましょう。

「図形の書式」タブ→「配置」の「▼(プルダウンマーク)」から「左右中央揃え」と「上下に整列」をクリック

最後に、それぞれのテキストを下記に差し替えて完成です!

その2
ROI向上
キャンペーン効果の最大化や顧客獲得コストが削減され、ROIの向上につながります

その3
詳細な分析が可能
顧客行動やマーケティングの効果を詳細に分析でき、施策の改善につながります

その4
高度なセキュリティ対策
最新のセキュリティ対策を導入し、顧客情報の安全性を確保します

ここまでできたら、【今回のスライドの完成形】と見比べ、同じスライドの形になっているか確認してみましょう!

【今回のスライドの完成形】

4ページ目 今回のスライド 4ページ目
5ページ目今回のスライド 5ページ目

▼まとめ

今回は、アイコンの挿入や図形(グループ化した要素)の整列について解説し、4ページ目の「『プロダクトA』の特長」、5ページ目の「『プロダクトA』のメリット」を作成しました。次回は、画像・グラフの挿入方法などを解説しながら、6ページ目の「利用シーンの一例」、7ページ目の「導入企業数の推移」を作成していきます。