急な海外クライアントとの仕事や、将来へのスキルアップに向けてなど、ビジネス英語をマスターすることの必要性を感じているビジネスマンは多いのではないでしょうか。

ビジネス英語では、仕事の現場でスムーズにコミュニケーションがとれる「発信力」「即戦力」が必要です。というとハードルを高く思い描きがちですが、「ビジネスの場」における表現は、日本語であっても英語であっても、定型的な表現が多く含まれ、話の流れを予想しやすいことが特徴です。そのためビジネス英語も、日常英会話に比べて、基本的に覚えるべき言葉やフレーズはさほど多くなく、学びやすいのです。ビジネスの主な場面で使えるフレーズや単語をまずは押さえていきましょう。

ここでは、「英語で電話をかける」「英語で電話を受ける」「英語でメールを書く」など、ビジネス英語で最初につまずくことの多いシーンでのフレーズをご紹介。
また、さらなるステップアップに役立つ英語の企画書や履歴書などの資料を作成するポイントや、ビジネスで頻出する単語についても触れていきます。

ビジネスで役立つシーン別フレーズや資料の書き方

ビジネス英語 電話応対編

英語での電話応対は、相手の表情が見えずニュアンスを汲み取りにくいのが難しいところ。でもいくつかのパターンを覚えて、それに慣れることで克服できます。例えば、電話をかけるときに「○○さんとお話ししたいのですが。」と伝えたい場合には、「I would like to speak with ○○.」 や「May I speak with ○○?」のフレーズを使います。男性なら○○の前にMr.を、女性ならMs.をつけるのを忘れずに。また、電話を受けるときに「電話をおつなぎします。少々お待ちください。」と伝えたい場合には、「OK, just a moment, please.」のフレーズを覚えておきましょう。どちらの場合も、自分の用件をしっかりと伝える・相手の用件をしっかりと聞き取ることがポイントとなります。

学習コラム「ビジネス英語 電話応対編」では、ビジネスシーンで電話を受けるとき・かけるときや電話を切るときなど、実際によく使われるフレーズをご紹介しています。

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ビジネス英語 メール編

英文メールの場合は電話応対より気持ちに余裕が持てるので、その分、簡潔な伝わりやすい文面で、相手に好印象を与えたいものです。ビジネスメールの構成は、「あいさつ・日頃の感謝を伝える言葉・メールの目的・依頼内容・結びの一言・署名」とするのが一般的ですが、なかでもメールを送る目的と、それを読んだ相手にどうしてほしいかをしっかりと伝えることが重要です。例えばメールの件名は「Request for Estimate(お見積りのお願い)」や「Inquiry about Price(価格についての問い合わせ)」など、一目見てメールの用件の概要が相手に伝わるようにしましょう。

学習コラム「ビジネス英語 メール編」では、英語のビジネスメールでよく使われるフレーズや、書き出しや結びの表現方法などについてご紹介します。

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ビジネス英語 企画書作成編

企画書のことは「Project Proposal」と言います。企画書はA4用紙1枚でまとめるシンプルな構成が好まれます。日本の企画書にあるような「はじめに」などの前説は、英語の企画書では必要ありません。まずは「Project Summary(企画概要)」で企画の目的や立案理由、ターゲット、予想されるリスクなどを簡潔に述べてから、「Cost(見積り)」「Schedule(スケジュール)」などを記載します。

学習コラム「ビジネス英語 企画書作成編」では、英文での企画書の基本的な構成を確認しながら、企画書でよく使われる英単語などもご紹介します。

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ビジネス英語 履歴書作成編

外資系企業への転職を考えている人や、海外で働こうとしている人なら近い将来必要になる英文の履歴書。英語で履歴書はResume(英文レジュメ)と呼ばれ、日本の履歴書と職務経歴書をあわせたような内容で面接先にアピールします。英文レジュメには、職歴や学歴を年代順に書く「Chronological Resume」、スキルや経験などをまとめて書く「Functional Resume」、混合タイプの「Combination Resume」の3種類があり、それぞれが自分のアピールポイントを強調できる特徴を持っています。

学習コラム「ビジネス英語 履歴書編」では、そんな英文レジュメの種類や、必要とされる項目などについてご紹介します。

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覚えておきたいビジネスシーンでよく使われる英単語

ビジネス英語を効率よく上達したいなら、ビジネスシーンで頻出する英単語はぜひ押さえておきたいもの。ここではメールや電話のほか、会議などでもよく使われる英単語をいくつかピックアップしてご紹介します。日本ですでに浸透しているものもありますが、スペルも覚えておけると良いですね。

head office(main office):本社
branch:支社、支店
confidential:極秘の、機密の
agenda:議題、予定表
customer:顧客、得意先
budget:予算
estimate:概算見積
quotation:見積書
fix:(日程や価格など)を決める
guarantee:保証
negotiate:交渉する
objective:目的、目標
specifications:設計書、仕様書
deadline:締切期限、最終期限
minutes:議事録

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ビジネス英語を学ぶために効果的な勉強法

ビジネス英語の必要性を感じていながらも、多忙なビジネスマンにとって、学習する時間を捻出したり、集中を継続したりすることはなかなか難しいもの。
なるべく効率よくビジネス英語を身に着けるコツや、継続できる勉強法について、ご説明します。

磨きたいスキルとそのための時間帯を見つけよう

ビジネス英語に対して抱いているハードルを少し下げるためのステップとして、まずはフレーズを丸ごと覚えて実際にアウトプットしてみるという方法があります。

ただ、ビジネス英語の習得においても、日常英会話と同様に、「量をこなす」「繰り返す」ことが、さらなるスキルアップに大切なのは同じです。ご自分の日々の行動を思い返しながら、どこに学習にあてられる「スキマ時間」や「まとまった時間」があるのかを考えてみましょう。

英語の学習には、「リーディング」「スピーキング」「ライティング」「リスニング」のカテゴリーがあります。「リーディング」なら移動時間を利用する、「スピーキング」や「ライティング」なら週末に決まった時間をとる、リーディングもライティングもできない家事やウォーキングなどの時間には「リスニング」をする…。ご自分の生活スタイルやスケジュールに合わせて、目指すスキルをコツコツ上げていきましょう。

自分に合った勉強法で効率よくスキルアップ!

「スキマ時間」を利用するなら、英単語やフレーズが覚えられるアプリやWebコンテンツを利用するのがおススメ。また、通勤時間で英語の短いニュースを何本か読むことを日課にするのも、リーディングスキルの向上に役立ちます。
洋画などを観ながら英語を学ぶのも、平日の夜や週末にぴったりです。自分の好きな映画を選ぶことで、楽しく英語を聞き取り、生きた会話が身に付きます。

気楽に続けられるもの、達成感のあるものなど、ご自分に合った勉強法や時間帯を試してみて、続けられるものを見つけていきましょう。
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