企画書はA4用紙1枚でまとめるシンプルな構成が好まれます。タイトルや見出しなどポイントとなる部分をおさえておきましょう。

企画書のことは「Project Proposal」と言います。企画書ではなく提案書とする場合「Proposed scheme」と言います。

企画概要を書く

企画の要となる企画概要の部分を作成します。日本の企画書の場合、「はじめに」など前説を述べることがありますが、英語の企画書では必要ありません。企画概要=Project Summaryをタイトルに記したら、次の項目について記します。

●企画の目的=Project objectives
「企画の目的」として結論(達成すべきポイント)について簡潔に述べます。

●立案理由=Project justification
企画を行う必要性や目的を達成することで得られる効果など、立案に至った理由を説明します。開発理由とする場合はDevelopment purposeとします。

●ターゲット層=Potential customers
たとえば東京に住む20~30歳の女性をターゲットとする場合、「Women in the 20 to 30 age range lived in Tokyo」とします。

●懸念事項=Possible risk
良いことばかりを書き連ねては現実味がなく、トラブルに発展する恐れがあるため、予測されるリスクや懸念事項などもしっかり記します。

コストやスケジュールについて書く

企画概要に続いて、見積りやスケジュールについて記します。ここでは、よく使うワードを紹介します。

●見積り=Cost
日本の企画書でもよく使う「○○費」の○○にあたるワードには、次のような英単語が使われます。

人件(費)=Labor
製造(費)=Manufacturing
広告(費)=Advertising

その他、見積りの項目でよく使用する、覚えておきたい英単語はこちらです。

項目・内訳=Description
金額=Amount
総額(合計)=Total Amount

●スケジュール=Schedule
スケジュールで使うものとしては次の英単語を覚えておきましょう。

企画の開始日=Schedule start date
完了日=Schedule completion date

企画書は日本語で書くのも難しいもの。あれもこれも盛り込まなくては…と考えているうちに頭が混乱してくるという人も多いのではないでしょうか。シンプルな英語の企画書に慣れることで、かえって企画を端的に整理する思考力が身に付くかもしれません。

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