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何にいくらかけているのかを把握!収支を見える化すれば、家計が改善できる

節約の基本なのに、家計管理ができないそのワケは!?

●家計簿をつけるのが面倒…
●家計簿をつけても、節約にはならない気がする

節約の基本なのに、家計管理ができないそのワケは!?

節約の基本は家計の把握から

毎月、なんとなくお金を使っていて、月末に足りなくなったり、月によっては支出に波があったり…そんな経験はありませんか。まず自分の家計を把握することから始めてみましょう。何かを切り詰めて節約をする前に、まずは自分が「何に、いくら使っているのか」を把握することで、どこに問題があるのかを見つけることができます。

家計簿アプリを使って、家計の把握をしよう!

家計の把握の基本と言えば「家計簿」です。“家計簿”で検索をすると、エクセルでまとめられるテンプレートや、手書き用の家計簿ノートなど多数見つけることができます。コツコツ管理することが得意な人は、そのようなツールを使って管理できますが、大半の人は、めんどくさいと感じてしまうもの。

そこで、おすすめなのが家計簿アプリです。無料のものでも、毎月の収支を簡単に把握することができるので、家計簿初心者の方にもおすすめです。

手軽で高機能な家計簿アプリを活用しよう

手軽に家計管理ができる家計簿アプリ。めんどくさがりな方でも、これなら続けられそう!という機能が満載です。

手軽で高機能な家計簿アプリを活用しよう

レシートを撮影するだけで簡単登録!

家計簿をつける上で、最も面倒に感じるのが「支出の登録」です。買い物の度にノートを出して記入したり、週末にまとめてつけたりするのもめんどうですよね。そこでおすすめなのがレシート読み取り機能です。

レシートをスマホのカメラ機能で撮影するだけで、レシートに記載されている内容を読み取り、自動で登録してくれるというもの。高機能なものでは、店名・購入商品なども自動で読み取ってくれます。マネーフォワードMEやZaimなど主要な家計簿アプリでは、無料で使える機能ですが、アプリによっては有料だったり、機能自体がなかったりする場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。

銀行口座やクレジットカードとの連携で、収入や引き落とし金額をまとめて管理

家計簿アプリが家計を管理しやすいもう一つの理由が、他社サービスとの連携ができるという点です。例えば、マネーフォワードMEでは、無料で最大10件までの連携が可能です。銀行口座との連携では、毎月の収入や臨時収入を把握することができ、クレジットカードや楽天・Amazonなどのネット通販と連携することで、支出も自動で管理することができます。さらに、携帯電話・電子マネー・投資系…と連携できるサービスは多岐にわたっています。自分のお金の巡りを1つのアプリで把握できるというのはとても便利ですね。

連携機能もアプリによってはない場合があり、連携先や連携数も異なるので、活用する場合は事前に確認しておきましょう。また、連携する上で気を付けたいのがセキュリティの問題。各社のホームページで、セキュリティに関するページが用意されているので、情報の取り扱いや安全性の確保に向けた取り組み方法などのチェックをしておくと安心です。

自分にあった機能を活用しよう!

家計簿アプリには、各社独自の機能が用意されています。Zaimでは支出の目標金額を設定し、目標に対し、現在いくら使っているかを確認できたりします。

夫婦で収支を把握されたいという方には、OshidOriというアプリがおすすめです。夫婦の収入支出をアプリで共有することができます。共有したいものだけを選択できるので、プライバシーも守ることができます。

まずは無料で使えるものばかりなので、実際に使ってみて操作性を見てから選んでもいいかもしれませんね。

家計簿をつけたら、自分のお金の傾向を把握しよう!

家計簿アプリを使って、家計の把握ができたら、家計のスリム化をはかりましょう。無理に支出を切り詰めるのではなく、自分の支出傾向を把握して、気づくことが大切です。

固定費と変動費、まずは固定費に注目

家計には大きく分けて、家賃や携帯代、光熱費などの毎月金額がほぼ変わらない固定費と、洋服や日用品、食費など毎月費用が変動する変動費があります。家計簿をつけると、この変動費の変動加減によって支出が変わることが視覚的に見ることができるので、つい、変動費の見直しからはじめようとしてしまいがちですが、実は変動費より固定費の見直しの方が初心者にはおすすめなのです。

例えば、毎月の携帯・通信費。もし、格安SIMに切り替えていないのであれば、格安SIMに切り替えるだけで毎月数千円もの節約につながるケースもあります。また、電気・ガス代も、プランを見直すだけで、生活スタイルを変えずに支出を抑えることもできるでしょう。

家計簿アプリで全体の家計をざっくり把握できたら、まずは固定費からの見直しにチャレンジしてみましょう。

監修
ファイナンシャルプランナー
小沢 美奈子

執筆日2020年9月23日
※掲載している情報は、記事執筆時点のものです。

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