「スポーツ」という言葉の語源は、ラテン語で“運び去る”や“気分転換をする”を意味する「deportare」です。それが中世フランス語では気晴らしをする、遊ぶ、楽しむという意味の「desport」となり、14世紀にイギリスで「disport」として使用されます。これが省略されて、16世紀に「sporte」「sport」になったと言われています。スポーツはそもそも、競技ではなく楽しむための遊びだったのです。
日本で「スポーツ」という言葉が定着したのは大正時代ですが、当時はテニスや野球などの欧米から入った競技のみを指しており、空手や柔道などの武道もスポーツに含めるようになったのは、第二次世界大戦後のことです。
古代から現代まで、日本と世界のスポーツの歴史を学んでいきましょう!