ツーリングする時に便利な「ツーリングスポット」を紹介する連載企画。

今回は関西・近畿エリアの『オススメ絶景ロード・5選』をお届けします!

目的地別にルーティングするバイクならではの「絶景ツーリング」へ

「ツーリングに行きたい!」けど、まずはどこへ走りに行ったらいいか分からない……。

そんな時は、ツーリングルートを組み立てやすいように、まずは「ひとつの目的地」を決めると良いでしょう。

例えば、走るだけで持ちいい、関西の「絶景ロード」を目的地に選ぶだけでも大丈夫。

バイクは「移動も楽しい」乗り物ですから、『走りたい道』を基準にルーティングすればいいんです。

そこで今回は、関西・近畿エリアから行きやすい『オススメ絶景ロード』を紹介します!

【和歌山県】標高1000mの“紀州の屋根”『高野龍神スカイライン』

出典:photolibrary.jp

2003年に無料開放され、近畿地方のドライブコースとしても有名な『高野龍神スカイライン』。

和歌山県伊都郡と田辺市龍神村を結ぶ国道371号線のハイウェイロードで、その延長は約42.7kmにも及びます。

全線を通じて路面状況は申し分なく、低速~高速コーナーが延々と続くワインディングが楽しめます。

また、標高1000m以上の尾根伝いの道に出ると見晴らしのよいストレートが多数存在します。

毎年12月中旬頃から冬季通行規制がありますが、3月下旬頃からバイクも走行可能になります。

通行料金:無料

冬季規制:12月15日~翌年3月25日(冬季は二輪通行禁止)

問:龍神観光協会 TEL:0739-78-2222

http://www.ryujin-kanko.jp/

【三重県】伊勢湾の大パロラマが展開する『伊勢志摩スカイライン』

出典:Adobe Stock

三重県にある「伊勢志摩スカイライン」は、鳥羽と志摩を結ぶ天空のドライブウェイです。

全長は約16.3kmと比較的距離は短いですが、志摩半島をツーリングするのにとても便利な道でもあります。

標高は一番高いところでも555mと低めですが、周囲に高い山がないので眺望が素晴らしいのが特徴。

伊勢志摩や伊勢湾の大パノラマが展開し、天候に恵まれれば富士山まで眺望できます。

バイクは900円の走行料がかかる有料道路ですが、三重県の「伊勢志摩パールロード」にもアクセスしやすい爽快ルートです。

通行料金:自動二輪車 900円(125cc以下は通行不可)

冬季閉鎖:無し(12月31日~1月1日終夜営業)

問:三重県観光開発 伊勢営業部 TEL:059-226-6752

http://www.iseshimaskyline.com/

【京都-滋賀】有名観光地ではないからこその走り応え『比叡山ドライブウェイ』

出典:京都観光施設協議会

滋賀県と京都府に跨がる「比叡山」の山腹を抜ける山岳ルートが「比叡山ドライブウェイ」。

近畿地方のツーリングルートとしては、比較的マイナーなエリアですが、交通量も少なめで、道路の整備が行き届いた道が気持ちいい道です。

バイクは通行料が580〜1680円ほどかかりますが、見晴らしがよくて爽快な穴場的なハイウェイルートです。

また、比叡山ドライブウェイと接続している「奥比叡ドライブウェイ」は、日曜日と祝日が二輪車通行禁止となるので迂回が必要になります。

通行料金:自動二輪車 580〜1680円(125cc以下は通行不可)

営業日:奥比叡ドライブウェイのみ、二輪車は「日・祝・休日」通行禁止

問:比叡山自動車道株式会社 TEL:077-529-2216

http://www.hieizan-way.com/

【兵庫県】世界最長の吊橋をバイクで走れる『明石海峡大橋』

出典:photo-ac

「明石海峡大橋」は兵庫県神戸市と淡路市を結ぶ明石海峡に架けられた有料道路の大橋です。

吊り橋としては世界最長で、その全長は3911m(中央支間1991m)にも及びます。

本州と四国を結ぶ「神戸淡路鳴門自動車道」の一部となっていて、四国へツーリングに行くのに便利なルートです。

夕景も美しく、夜間には季節・時間などによって変化するライトアップが施されます。

また、真珠を連ねたように美しいことから、別名“パールブリッジ”の愛称でも親しまれています。

通行料金:明石海峡大橋(垂水ic〜淡路ic間)900円し

冬季閉鎖:無し(風速25m以上で通行止め)

問:本州四国連絡高速道路株式会社

https://www.jb-honshi.co.jp/

【愛媛-高知】四国エリアの最強ツーリングスポット『四国カルスト』(天狗高原)

「四国カルスト」の総称で親しまれる「県道383号」は、別名「天狗高原」とも呼ばれ、広大なカルスト地形が続く絶景ポイントです。

愛媛県と高知県にまたがる標高約1400mの高原ルートで、姫鶴平にある展望台は360度の大パノラマが見られます。

ドイツ語で「台地」を意味する“カルスト”とは、石灰岩などの岩石で構成された凸凹のある地形のことを指します。

四国カルストは山口県の「秋吉台」と福岡県の「平尾台」と並ぶ「日本三大カルスト」になっています。

日本でも数少ないカルスト台地を走れる高原ルートですが、通行料が無料なのが嬉しいですね。

例年、3月末頃には冬季閉鎖が開通され、多くのツーリングライダーが訪れる名スポットになっています。

通行料金:無料

冬季閉鎖:12月〜3月末

問:愛媛県観光物産協会

https://www.iyokannet.jp/feature/karusuto/drive

いかがでしたか?

これらの道は関西・近畿エリアの中でも1度は訪れたい絶景ロードです。

是非いち度、バイクで走りに出かけてみてくださいね!

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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