著者
日経クロストレンド
「新事業を創る人のデジタル戦略メディア」を編集コンセプトとして2018年4月に創刊した会員制有料オンラインメディア。テクノロジーがビジネス環境をどう変えるのか、そして、その先の消費トレンドはどう変わるのか、「デジタルで変わる企業と消費者の関係」を徹底的に取材し、マーケティング戦略立案の指針になる事例、新しいモノ作りでのデータ活用法、ビジネスパーソンが知っておくべき消費トレンド情報を提供している。
【要点1】
人口減少に伴い、新規顧客の獲得が難しくなり、所有から利用へと消費トレンドが変化する今日では、新たなマーケティング手法が必要とされている。
【要点2】
サブスク2.0で提供すべき価値は、「新しい消費体験」「圧倒的な利便性」「コスト優位性」だ。
【要点3】
サブスク事業成功のカギを握るのは継続率だ。継続率を高く保つためには、徹底した顧客目線を持つことが欠かせない。
【要点4】
顧客のデータをうまく活用し、サービスの細かいアップデートを行うことで、顧客・企業双方にとって素晴らしいサービスが生まれる。
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レビュー
音楽ストリーミングサービス「Spotify」や野菜宅配サービスの「Oisix」。近年、こうした新しい形のサブスクリプションサービスが脚光を浴びている。いわば「サブスク2.0」と呼べるサービスが数多く誕生するなかで、当然ながら成功するものもあれば失敗するものもある。
本書はサブスク2.0の実態や特徴を分析し、様々なケーススタディを通じて、この新しいビジネスモデルを成功に導くために何が必要なのかを解き明かしていく。もちろん、確固たる成功パターンが見えているわけではない。しかしながら、本書はサブスクリプションの本質を突いた、事業成功に通じる根本的な原則を鋭く捉えている。
そもそもサブスクリプションがどのような経緯で生まれたのか。サブスクリプションサービスの料金設定やマーケティング方法、KPIの設定など、具体的な戦略を立てる際の肝は何なのか。失敗事例からどんな教訓を得られるのか。こうした、読者のまさに知りたいところに切り込んだ一冊だ。
本書に登場するサブスクリプションサービスはいずれも興味深く、実際に会員になってみたいと思わせるものも多い。サービスの魅力をどう設計していくかという観点に立つと、各事例の応用の幅がさらに広がるはずだ。サブスク2.0というビジネスの最前線をわかりやすく提示した本書は、あらゆる業種の方に多くのインスピレーションを与えてくれることだろう。
日経クロストレンド
「新事業を創る人のデジタル戦略メディア」を編集コンセプトとして2018年4月に創刊した会員制有料オンラインメディア。テクノロジーがビジネス環境をどう変えるのか、そして、その先の消費トレンドはどう変わるのか、「デジタルで変わる企業と消費者の関係」を徹底的に取材し、マーケティング戦略立案の指針になる事例、新しいモノ作りでのデータ活用法、ビジネスパーソンが知っておくべき消費トレンド情報を提供している。
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