エニカで行く！最高にエモい旅

今回のドライブ旅のお供をしてくれるのは、英国風にスタイリングされたMINI。

いつもならレンタカーを使っている私たちですが、今回は個人間カーシェアの「エニカ（Anyca）」を使ってみました。アプリを開いてみると、話題の新車や高級車などをはじめ、一般的なレンタカーではあまり見かけないクルマもたくさん並んでいます。

「めずらしい車種がいろいろあるね。今回はせっかくならレトロな雰囲気のクルマがいいかな。」「MINIとかどう？ 小回りが利くサイズだから街ドライブに向いてそう！」
そんなことを言いながら選ぶ時間も楽しくて、旅気分を盛り上げてくれます！

アプリから予約リクエストしたら、当日は自動車オーナーから指定された場所でクルマを受け取ります。今回は非対面での受け渡しのため、指示された操作をスマートフォンで行うだけで手続き完了。返却時も同様で、この手軽さもうれしいところです。

では、さっそく目的地へ向かいましょう！

▼あなたの道中を、特別な思い出に変える個人間カーシェア『エニカ（Anyca）』とは？

お昼前に都内を出発！皇居ランをする人々を横目にクルマを走らせ、大手町、日本橋を越えてスカイツリーを横切り、都内を横断します。さらに埼玉の八潮市、三郷市を経て流山橋を渡ると、江戸川沿いに広がるのが流山本町エリア。道は少し混雑していたものの、1時間半ほどで無事到着しました。

初めてやってきましたが、古くからの面影を残す建造物が点在するその街並みを眺めていると、不思議と懐かしい場所に帰ってきたような気分に。

私たちが最初に訪れたのは、「古舎カフェ 灯環」。このお店は、米屋「流山食糧」の倉庫だった古舎（ふるや）をリノベーションしたんだそう。

レトロな引き戸を開けると、高い天井が印象的な店内。奥には、かつて米屋だった当時に使われていた大きな木製看板がインテリアとして飾られています。歴史を感じさせる梁や建具と白く塗られた壁のコントラストも趣深く、古いものと新しいものが心地よく調和した空間です。

天井を眺めていたら、「お米屋さんの前は材木屋さんだったから、こんなに天井が高いんです」と教えてくださった店主の秋元さん。

いただいたのは、カラフルな季節野菜と麹のごはんプレート、じっくり煮込まれた牛すじが美味しい特製カレーランチ。
素材のよさと丁寧な手仕事を感じます。セットのサラダにはみりん塩麹ドレッシング、ごはんプレートの田楽味噌にも煮切ってシロップにした白みりんが使われているそう。
「さすが、白みりん発祥の地！」

店内のあちらこちらにディスプレイされ、購入可能な笠間焼や益子焼の器、やさしい木製カトラリーは、カフェで食事を出される際にも使われています。見た目が素敵なのはもちろんですが、その手なじみや使い勝手のよさを知るとついつい集めたくなってしまう……！

キッチンカウンターの奥にもたくさんの器が。趣味で集めていたところからお店で取り扱いされるようになったという店主の愛が感じられます。お店にはギャラリーが併設されていて、多彩な作家たちの作品展や季節にあわせたワークショップなども不定期で行われているようです。

時間を忘れてゆっくり過ごした帰り際、みりんスイーツも美味しいと教えてもらいました。 「次はスイートポテト食べなくちゃ」とまたすぐに訪れたくなる、そんなお店です。

駐車場の近くで、こんな看板を発見。流山は幕末に新撰組が屯集した地であり、最後の陣営地となったそうです。せっかくなので、ちょっと立ち寄ってみることに。

所々に日が暮れるとやさしく光る切り絵行灯や歴史を感じさせるモチーフが点在。「江戸回廊」とも呼ばれる流山本町の街並みに、レトロな趣をプラスしています。

少し歩くと陣屋跡地に到着しましたが、残念ながら工事中。がっかりして隣を見ると、モダンな外観のお店「秋元」がありました。

「落花生！」「そういえば、千葉へ行くなら買いたいって言ってたね」
お店の入口に「新落花生売り始めました」の文字を見つけ、入ってみると……。

実は、このお店のある場所も近藤勇が本陣を置いた酒造家・長岡屋の跡地だそう。店内には、かつて酒蔵だった頃の写真が飾られています。
「酒蔵の瓦屋根がおばあちゃんの住んでいた家に似てて、なんだか懐かしい」

「日本酒にも、近藤勇の写真入ってる」
新撰組にまつわる名前の付いた清酒や焼酎などご当地ならではの銘柄酒をはじめ、流山キッコーマンが特別に造った本みりんセット、その他にも流山の特産品が販売されています。

新撰組関連アイテムや流山の特選みりんも気になりますが、自分のためのお土産には落花生をGET。これもまた、この時期の千葉ならではの楽しみです。

「そこの近くに気になってるお店があるんだよね」「行ってみようか」
そうしてたどり着いたのは、瓦屋根が印象的な日本茶カフェ「葉茶屋 寺田園」です。

タイムスリップしてきたようなその佇まいに、思わずため息。昔ながらの建物のため入口が低く、背の高い人だと少しかがまないと入れないほどです。

このレトロな建物は明治時代に建てられ、2011年に国登録有形文化財に指定されました。地域の名主が「寺田園茶舗」という茶屋を営んでいたこの場所が、新たに日本茶カフェとして生まれ変わったのはつい昨年のこと。店内は建てられた当時を感じさせながらも、どこかモダンです。

「寒いのに、クリームソーダ頼んだの？」「気になったんだもん」
もともと茶屋だった場所をリノベーションして新たな日本茶カフェに姿を変え、現代におけるお茶の楽しみを提案しているこのお店。私が注文したのは、レモネードと炭酸、濃いめのお抹茶が美しいグラデーションを生み出す抹茶クリームソーダ。その意外性のある味わいはクセになりそう！お供のみたらしとこしあんのお団子は、ほっとする甘さです。

あたたかいお茶を選ぶと、一煎目は湯呑みに入った状態で提供され、二煎目は自分で淹れてその違いを楽しめます。急須のお茶を丁寧に注ぎ、ゆったり味わうのは至福の時間。

お店の2階には、「流山万華鏡ギャラリー＆ミュージアム」があります。今回は残念ながらタイムオーバーでしたが、次はじっくり見てみたいところ。

初めてやってきた流山本町は、ウワサに聞いていたとおり、新しさと懐かしさの同居する素敵な場所でした。知らない街へ出かけるとたくさんの発見や出会いがあってわくわくします。

ですが、初めての場所でなくても、移動手段やルートを変えるだけで新たな景色に出会えることも。今回巡った流山は電車でも都内から行きやすいエリアでしたが、クルマ旅だからこその楽しみもありました。

ナビの案内で走っていくと、行きはスカイツリー、帰りは東京タワーを横切るコース。
「東京観光もついでにできちゃったね」

目的地まで道すがらの光景で会話が弾んだり、カーステレオを流したり……だから、ドライブ旅ってやめられません。
レンタカーもいいですが、エニカの豊富なラインナップの中から行きたいスポットの雰囲気に似合う素敵なクルマを見つければ、“エモい”旅の気分がぐっと高まるはず！

どこか懐かしく、そして新鮮に映るノスタルジックな千葉・流山本町。次のお休みは日帰りドライブ旅で、レトロスポットを満喫してみませんか。

⚫︎あなたの道中を、特別な思い出に変える個人間カーシェア『エニカ』
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