毎年同じ補償内容で更新していませんか?自動車保険を見直すべき理由

自動車保険の補償種類
車両保険 所有する車が対象で、交通事故のほか、盗難被害や災害による損害なども補償
人身傷害保険 交通事故が起きた際に、本人や同乗者の被害を補償
対物賠償保険 交通事故が起きた際に、相手側の車や物などの物的被害を補償
対人賠償保険 交通事故が起きた際に、相手側の人的被害を補償

ひとくちに自動車保険といっても、車両の修理から本人・同乗者のケガ、相手の車やケガに対する補償など、内容はさまざまです。
自動車保険のこまめな見直しは、割引の適用や不要な補償を外すことによる保険料削減にもつながります。また、同条件であったとしても、保険会社を変えるだけで保険料をグッと抑えられるケースも多いのです。

保険を見直すべき5つのタイミング

では、自動車保険の見直しはいつ行うのが良いのでしょうか。見直すべき5つのタイミングをご紹介します。

1.加入している自動車保険の更新時期

自動車保険の更新時期は、補償内容の見直しや保険会社を切り替えるのに最適なタイミングです。更新時期が近くなると加入中の保険会社から更新の案内がくるので、現在の加入内容がどうなっているのかを確認する良い機会となります。

保険会社の切り替えを検討する場合、契約期間の途中での切り替えも可能ですが、途中で切り替えしてしまうと、1年間無事故で進行する保険等級の進みが遅れてしまうデメリットが発生します。そのため、補償内容の見直しに伴って保険会社を切り替える際は、満期更新のときに行うことをおすすめします。

なお、一般的な自動車保険は1年更新ですが、契約内容や保険会社によっては3年、5年、7年などの長期契約になっているケースもあります。いずれの場合も更新の案内がハガキやメールで届くので、見落とさないように注意しましょう。

2.運転者や使用用途に変化があったとき

「子どもが結婚して独立した」「職場が変わったので車通勤をやめた」など、ライフステージの変化に伴って、家族構成や仕事状況(独立や転職)が変わったときも自動車保険を見直す必要があります。

3.21歳、26歳、35歳を迎えたら

自動車保険には「運転者年齢条件」という特約があり、多くの損害保険会社が21歳以上、26歳以上、35歳以上の区分で補償範囲を限定できます。運転をする可能性がある家族のうち最も若い方の年齢に合わせて正しく設定することで、保険料を安く抑えられる可能性があります。

事故率が高い傾向にある若年ドライバーの保険料は高く、補償内容が同じであっても年齢条件の設定が異なるだけで保険料に差が生じます。ご自身が誕生日を迎えたときはもちろん、配偶者や同居の子どもも車を運転する場合は家族の年齢に沿った年齢条件へ変更しましょう。

4.車を買い替えたとき

車の買い替えに伴い、契約車両の変更(車両入替)手続きが必要となる時も、自動車保険を見直しましょう。特に、新車に買い替えたときに見直したいのが、「車両保険」の加入や補償内容です。車両保険には「一般条件」と「車対車・限定危険」の大きく2種類があり、どちらを選ぶのかによって補償内容が異なります。

車両保険の自己負担額も保険料や事故発生時の負担を左右するポイントです。また、車両保険には車両が全損となった場合に再取得費用を補償する「車両新価特約」のような補償を手厚くするオプションもあります。車齢や運転技術などを考慮したうえで、最適な補償内容にしていきましょう。

5.ブルー免許からゴールド免許になったとき

無事故・無違反を5年以上継続すると保有できるゴールド免許は、事故を起こすリスクが低い優良ドライバーであるため、多くの保険会社では「ゴールド免許割引」があります。ただし、割引率や適用開始のタイミング、他の割引制度との併用可否は保険会社によって異なります。ブルー免許からゴールド免許に変わったときは、加入している保険会社のゴールド免許割引について詳しく確認しましょう。

自動車保険の見直しポイント

保険料を抑えることばかり考えると万が一のときに十分な補償が受けられず、反対に不要な特約をむやみに追加すると保険料がかさんで家計を圧迫します。自分に必要な補償内容を組み入れるためにも、次の3つのポイントを軸に自動車保険を見直しましょう。

1.運転者の範囲、年齢条件

運転者の範囲を拡大すると記名被保険者以外も補償対象となりますが、範囲や年齢条件を広げれば保険料も上がっていきます。同居の子どもでも年に1〜2度ほどしか運転しない場合は、そのために自動車保険の補償範囲を広げるのではなく、自動車保険の補償は拡大せずに、子どもが運転する時間だけ保険に加入できる1日自動車保険と併用するのも一案です。

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2.オプション(特約)の追加や削除

基本的な補償のほか、オプションで加入する特約についても確認しましょう。生命保険や傷害保険の補償内容と自動車保険の特約が重複している場合があります。また、加入時には必要だと感じた特約も、数年経つと必要性を感じなくなっているかもしれません。

反対に、原付走行中の事故を補償する「ファミリーバイク特約」や、自転車事故以外の賠償事故の補償や示談交渉をサポートする「個人賠償責任特約」など、現在のライフスタイルによっては追加が望ましい特約もあります。『今の自分に必要な補償はなにか』を考えながら、補償と特約を無駄なく選んでいきましょう。

3.保険会社の種類

自動車保険は、大きく分けると、保険代理店を介して加入する「代理店型」と、インターネットから個人が直接契約する「ネット型(ダイレクト型)」があります。代理店型は直接相談しながら加入できるメリットがある反面、ネット型よりも保険料が高めです。一方のネット型は保険料を抑えられますが、自身で保険会社や補償内容を決めなければなりません。

それぞれの特性を理解したうえで自分に合った保険会社を選ぶ必要がありますが、「保険会社や補償内容はすでに決まっている」「とにかく保険料を安く抑えたい」という場合には、ネット型保険を検討するのも良いでしょう。

保険を切り替えても等級は引き継げるの?

自動車保険では、事故歴に応じた「等級制度」が設けられており、20段階のどこに位置しているかによって保険料にも大きな差が生じます。保険を使用する事故を起こさなければ毎年1等級ずつ上がっていく仕組みで、この等級は保険会社が変わっても引き継がれます。

等級の進行を遅らさないためにも、保険会社の切り替えは現在加入している保険の満期タイミングがおすすめです。前もって手続きすることも可能なので、加入中の満期案内がきたらすぐに検討して、満期日を過ぎないように切り替え手続きをしましょう。

まとめ

“自動車保険の見直し”と聞くと少しハードルが高く感じますが、損保ジャパンの「自動車保険サクっと見積り」のようなサービスを活用すると、30秒ほどで簡単に保険料の見積りができ、そのまま代理店への相談もできます。安心のカーライフ、そして保険料の節約のために、こまめに自動車保険を見直していきましょう。

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※このコラムでご案内した内容は概要を説明したものです。詳細につきましては、取扱代理店または引受保険会社までお問い合わせください。