星降る夜空の下で語れる キャンプ場選びのポイント

ポイント１ 土地が開けている関東なら「千葉県」がいい

 キャンプの夜に星空観察を楽しむなら、視界を遮る木々や建物、明るい光がなく空が大きく開けている場所を選びたいもの。関東近郊でのおすすめは、千葉県の「一番星ヴィレッジ 市原オートキャンプ場」です。

東京ドーム約３個分の広大な敷地面積を誇り、広々とした牧草地でキャンプを楽しむことができます。焚き火を囲みながらイスに座り眺めるもよし、芝生の上で寝袋とマットを敷いて寝転んで眺めるもよし。

ポイント２ 「天文台」の近くならはずれが少ない

全国各地には、一般の人でも気軽に利用することができる公開天文台があります。惑星の形や月の表面まで見ることができる天体望遠鏡などを覗ける施設も。天文台のある場所は周りからの光の影響が少なく、高台や山の上などにあることが多いため、星空観察をする穴場です。星空に詳しいスタッフさんの星空解説が聞けたり、各施設ごとにイベントなども開催したりしているので、気になる方は自分の住む町や旅先の近くの天文台を調べてみては。

猪俣さんオススメ 星空がきれいなキャンプ場

キャンプ初心者の人でも利用しやすく、星空観察をするのに最適なところや、空が広く開けたサイトのあるキャンプ場を猪俣さんがセレクト。次の旅先選びの参考にしてみてください！

鹿角平観光牧場キャンプ場

福島県の鮫川村の観光牧場内にあり、大草原のなかでテントを張ることができます。夜は真っ暗で晴れた日には満天の星が頭上に広がります。

鹿角平観光牧場キャンプ場
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/page/page001589.html

北軽井沢スウィートグラス

群馬県の北軽井沢に位置し、美しい浅間山を眺めることができます。「星空フリーサイト」は頭上が開け、焚き火をしながらの星空観察もできます。

北軽井沢スウィートグラス
https://sweetgrass.jp

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場

静岡県の南伊豆の高台にあり、サイトからは広大な海を一望。夕日に染まる海から、空に瞬く星空まで、一日の移り変わりを楽しめます。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場
https://www.yu-higaoka-camp.com/

教えてくれたのは

絶景フォトグラファー 猪俣慎吾さん

星空ソムリエ（正会員）の資格を持ち、プラネタリウム専用テントを開発。アウトドアを通じて星の魅力を伝えるフォトグラファー。息子とキャンプも楽しむ。 

写真◎猪俣慎吾