首都圏からのアクセスが抜群で、自然とのふれあいが楽しめるキャンプ場をご紹介。どのサイトも個性的で、サウナや川遊びなど、ハイキングにプラスした要素も盛りだくさんです。

地形を活かし、地元の木材を使ったウッドデッキのサイトが魅力|喜多川キャンピングベース (埼玉県飯能市)

おしゃれなテントレイアウトに挑戦したくなる、全サイトがウッドデッキのオートサイト。緑に囲まれた場内には、自然の地形をそのまま活かしたサイトがあり、ウッドデッキのほかサウナチェアなどにも地元の木材“西川材”を使用しているそう。

静かな山あいにありながら、耳をすませば、風が木々を通り抜ける音や鳥の鳴き声、川のせせらぎなど、たくさんの「自然の音」があることに気がつけます。「川上ノ森オーナーズクラブ」という会員制度を取り入れ、伐採体験や植樹体験なども開催。管理棟には売店やドリンクの販売、レンタル品の取り扱いもあるので、初心者でも安心です。

地形を活かしたサイトのため、少し入り組んだ構造に。それがまた、非日常を感じられ楽しめるポイントに。高低差があるので、周りを気にすることなくリラックスできる。
1日1組限定のアウトドアサウナを完備。しっかりとサウナで温まったら、すぐそばを流れる小川に入り、木々が生い茂る清々しい空気のなかで外気浴を。心がゆるむ特別な時間になりそう。

キャンプ場を拠点にハイキングへ!下山後はサウナでリフレッシュ

「高山不動尊と関八州見晴台コース」は、キャンプ場から歩くのにおすすめハイキングコース。最寄駅となる西吾野駅スタートよりも、30分ほど歩行時間が短縮できます。キャンプ場を出発して、不動三滝と高山不動尊をすぎ、関八州見晴台まで片道約1時間50分。ここからは丹沢や奥多摩の山々をはじめ、遠くには富士山を望む、圧巻の景色を楽しめます。大パノラマを満喫したら、キャンプ場まで下山してのんびりした時間をすごしてみてください。

もう少し歩きたい方は、関八州見晴台から少し先に行くとある、「八徳の一本桜」も見どころのひとつ。都心の桜が散り始めると見ごろを迎え、その大きな桜はフォトススポットとしても有名です。

ハイキングを楽しんだあとは、アウトドアサウナで汗を流すもよし、キャンプ場オリジナルのクラフトビールで乾杯するもよし。キャンプ場が拠点だからこその楽しみ方ができる。

DATA
喜多川キャンピングベース
埼玉県飯能市北川318-1
TEL:042-978-5511(9:00~18:00)
チェックイン:14:00~19:00/チェックアウト:~11:00
定休日:水曜日 ※繁忙期除く
営業期間:通年
カード決済:可
利用タイプ:宿泊/日帰り・デイキャンプ
サイト内乗り入れ:可
施設タイプ:サイト(全サイトウッドデッキ)
共有設備:シャワー/トイレ/炊事場/売店/アウトドアサウナ(予約制)
レンタル用品:あり
http://www.kitagawa-cb.jp/

標高1,200mに位置し、日本百名山を望む絶好のロケーション|雨飾高原キャンプ場(長野県小谷村)

日本百名山のひとつ、雨飾山の小谷温泉側に位置するキャンプ場。新潟県と長野県にまたがる妙高戸隠連山国立公園にあり標高は1,200m、真夏でも涼しいのが特徴です。周囲を山に囲まれていて、視界を遮る建物や街の灯りがないので、夜には肉眼でもはっきりと天の川が見られます。

キャンプが未経験でも手軽にアウトドア体験ができる、常設ウッドデッキオートサイトや手ぶらセットも用意。登山者向けのオートサイトも完備し、初心者から上級者まで、だれでも自然のなかで気持ちよくすごすことができます。

おすすめは大海川での川遊び。大人のヒザ下くらいの水深なので、小さな子どもでも比較的安心。子ども用のライフジャケットの無料貸し出しもあり。
バードコール作りや竹燈籠作りのワークショップを随時受付中!地元食材や地酒のふるまいイベントや、子どものみのキャンプイベントなど季節ごとのコンテンツも満載。

登山デビューにもぴったり。テントを拠点に大自然のなかを歩いてみよう

「女神に会える山」とも呼ばれる標高1,963mの雨飾山。その理由は、歩いてきた登山道を山頂から見下ろすと、道がまるで女性の横顔のように見えるからだそう。キャンプ場は小谷温泉側登山口のすぐ真横にあるため、ハイキングに挑戦する絶好のチャンスです。

雨飾山の山頂までは片道5時間ほど。急登や岩場があり中級者向けの山なので、山登り初心者の方は、歩いて約1時間30分で到着する、中間地点の「荒菅沢」までを目標にするのがおすすめです。

春の新緑、秋の紅葉が有名な「鎌池」。池をぐるりと歩く散策道があり、一周1時間ほど。体力に自信がない方は、ぜひのんびり池歩きを楽しんでみてください。

DATA
雨飾高原キャンプ場
長野県北安曇郡小谷村中土18926-1
TEL:0261-85-1045
チェックイン:13:00~17:00/チェックアウト:9:00~11:00
定休日:なし ※期間限定営業
営業期間:6月初旬~10月末
カード決済:可
利用タイプ:宿泊のみ
サイト内乗り入れ:1台まで可
施設タイプ:サイト(芝)
共有設備:シャワー/トイレ/ごみ捨て場/炊事場/売店
レンタル用品:あり
https://www.amakazari.com/

どこまでも広がる大草原。雄大な富士山を目の前にキャンプ|ふもとっぱら(静岡県富士宮市)

朝・昼・晩と刻一刻と表情を変える、富士山の雄大な姿を眺めることができる人気のキャンプ場。広い草原のキャンプサイトは、どこにテントを張っても絶景なので、場所取りに悩む必要はなし。場内の水はすべて飲料水として使えます。開放感があるフリーサイトでは、空も広く見えるので、夜の天体観測は格別です。

場内に併設し、ジビエを使ったハンバーガーやあさぎり牛乳ソフトなど、地元食材の料理が人気の「金山テラス」では、鹿肉ソーセージなどニホンジカのお肉を販売。BBQでジビエをぜいたくに堪能することもできます。

広大な敷地は全面フリーサイトになっており、車の乗り入れもOK。サイトに横付けできるので、荷物の多いファミリー層にも人気。レイアウトを自由に組めるのもうれしい。
「キャンプ場ではのんびりすごしてほしい」という思いから造られた「金山テラス」。地元の食材や、ふもとっぱらの鹿肉加工処理場で加工した鹿肉を使った料理を提供。

子どもと一緒に歩ける。富士山が一番格好よく見える場所を探してみよう

富士山だけでなく、どの場所からでも毛無山を一望できるロケーションが魅力的。キャンプ場からの毛無山登山は高低差約1,100mあり往復約6時間と、中〜上級者向けのコース。そのぶん、貴重な植物の観察や川や滝など、見どころの多い山です。

子どもと一緒に歩くなら、キャンプサイトから徒歩15分ほどで行ける「麓の吊り橋」を目指すコースがおすすめです。お散歩気分で歩ける距離で、富士山の絶景が目の前に現れます。子どもたちは吊り橋のちょっとしたスリルも味わえて、充分満足してくれそう。

毛無山の静岡県側は、なんと山頂までふもとっぱらのフィールドになっているとのこと。頂上と頂上を結ぶ稜線からは、雄大な富士山と朝霧高原が一望できる。

DATA
ふもとっぱら
静岡県富士宮市麓156
TEL:0544-52-2112
チェックイン:8:30~17:00/チェックアウト:~14:00
定休日:なし
営業期間:通年
カード決済:可
利用タイプ:宿泊/日帰り・デイキャンプ
サイト内乗り入れ:可
施設タイプ:サイト(芝)・山荘・コテージ・キャビン
共有設備:シャワー(HPにて確認)/トイレ/ごみ捨て場/水道/売店/レストラン
レンタル用品:なし
https://fumotoppara.net/

 

※掲載内容は、2024年3月現在の情報をもとに作成しています。お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

文◎いずみかな

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